てんかんに対して手術が必要なことがある?

てんかん手術というものは、通常の場合では行いません。
それは、薬物治療の継続でまかなえる患者がほとんどと言う意味です。
そして、てんかん手術の必要な人のパーセンテージは比較的少なくある為に、医療関係者も、手術はすすめていない形になります。
ですが、重度のてんかん患者に際しては、やはり手術の必要な事態も存在していて、その手術の可否についての議論や、親族とのミーティングの回数等、憂慮したり、回避したりする点があります。

手術の成功率としては、手術後に薬物治療に変更することもありますが、薬物治療で初めから抑えられるケースでは、手術をあえてしないほうが安全と言う話はあります。
手術の方法はさまざまあり、基本的に、脳の一部を切開したり、または切除と言う方法が取られます。
これは、重度の場合、要するに、てんかん手術をしなくては、生活状況の危険性があるケースのみで、その際は、命の保全という事で、手術は断行されます。

しかし、親族の同意などが必要になりますし、その後の経過が完全に良くなるという保証はできません。
言うならば、手術の成功率というのは、よくなったという率ではなく、てんかん発作が起きなくなったというレベルの話です。
そして、脳の切除と言う極めて憂慮の手術になりますので、薬物治療での継続する理由は自然です。

また、脳の箇所によっては危険な場合もあるので言語野を残すように手術ポイントを見定める、事前の選定も必要になります。
そのため、手術の前には事前に本人の脳の地図と言うものをかいて、支障が出ないように配慮をしていきます。
リスクを伴う手術内容です。

もちろん薬物療法で普段の生活が行える方は、手術の必要はなく、重度の場合のみに於いてその必要性があるという訳になります。
脳を切るという手術方法は、緊急対策としてのものであるので、命の危険がない場合は、手術をする必要はないでしょう。
また、再生するという手術ではありません。

てんかん手術による後遺症が発生することがある?

てんかん手術による後遺症は、さまざまに指摘されます。
それは、手術の箇所にも依る事です。

医者は、その診断の結果を精密にして、そのてんかん発作のポイントを見定めます。
その上で、その後の手術のやり方を判断し、実施するわけです。
その対象は難治性てんかん、難治性の患者という方への対応となります。

失語症になるリスクは回避されるように手術の設計はされますが、場合によっては、失語症の恐れもあります。
失語症に関しては、脳を切開するというショックの為に期間的に後遺症としてそれが出る場合もあります。
脳はデリケートなのです。
その後の回復期に薬物投与の内に言語が回復することはあるでしょう。

手術時には、脳内の言語野は避けるように配慮しています。
そのときの医者の仕事は、綿密に脳内の状態を調べ、記録し、治療計画を立てる事になります。

意識障害としての、後遺症はないとは言えません。
脳内を開けて、メスでの作用が入りますので、意識障害からの回復があるかどうか断言はできないでしょう。

患者の普段の生活に戻れるかどうかの指摘もありますが、実際、重度の障害のケースでは、当然仕事を出来ない人が対象になりますので、仕事が出来るくらいであれば、外科は必要ないと言えます。
てんかんのケースでは重度になると、私生活の段階で、命に別状がある類のものになりますので、緊急でない場合は、その処置は必要ないと言えます。
医療機関としてもその辺りは慎重を極めますので、ご親族との相談も重要事項として必要になります。

また、その処置の年齢的な対応力もあります。
なので、家族の耐久度の側面の判断も処置への情報提供が必要です。
薬物治療での快方や維持が適当であれば外科は必要ないでしょう。